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2006/05/01//Mon.
【葡萄姫-千夜一夜物語-】 文:松本隆 画:天野喜孝


葡萄姫は交換した指輪が光る指を
月の照明の中でうっとりと見つめた後、
その指を王子の胸にあてると、なまめかしい線を引くように滑らせた。

指は胸の稜線をたどり、腹の平原を渡ると、灌木の茂みに立つ、姫が見たこともない塔に突きあたった。

「これは何かしら?」興味を引かれるままに触れてみると、その塔は魔法の棒のようにみるみる形を変えるので、姫はすっかり夢中になってしまった。

生まれてからというもの、男性というと存在は父王しか知らない潔癖な処女にも、神はその品物の使い道を、心の奥の壁にしっかりと刻んでいたらしい。

姫はその塔を握りしめ、いにしえの時代から人間がよく知っている方法で、眠ったままの王子を愛した。夢のようなひとときが過ぎると、姫は王子の顔や身体中に熱い接吻をして、やがて満足そうな笑みを浮かべながら、すやすやと眠りについた。




「子供の日」ということで、絵本を紹介。
天野喜孝の挿絵がふんだんに使われて、妄想が暴走しそうです。
文を担当している松本隆さんは、松田聖子の歌等の作詞を手がけた方です。

しかし、このシーンて、眠っている男性を女性(処女)が犯したってことですよね。^^;
実は、王子は眠っている王女を見つけたとき・・・
さて、どうしたと思いますか?

(と、昔話風に終わらせてみる。)



コメント

youyaさん、私のブログにご訪問ありがとうございますm(__)m

いいなぁ・・・このお話(´ー`)
私も妄想が暴走しそうでw
王子はまた、今度は逆に王女を犯しだしたんじゃないかな・・・それじゃ、普通すぎるかしらん?
リンク&紹介OKですんで、よろしくお願いします。
hanon(はのん) URL 05/01//Mon. [編集]
あっ、こちらのブログ、リンク張りますけど宜しいですか?それ言うの忘れてたσ(^_^;)
では、改めてよろしくお願いしますm(__)m

hanon(はのん) URL 05/01//Mon. [編集]
どうでもいいことを書くと「王家の紋章」を思いだした。なんで知ってるの?という話ですが…

性描写って露骨にできないぶん、苦労してんですね。三島なんかも、勃起したペニスのことを「仏塔」なんていったり、ピストン運動のことを「濡れそぼった茂みが接しては離れ(略)」なんて表現したりしてますし。

>王子は眠っている王女を見つけたとき・・・
「その塔は魔法の棒のようにみるみる形を変えるので」との関連で、泉が氾濫したとか?

ところで、リンクしましたw
妄想の達人見習い URL 05/01//Mon. [編集]
はのんさん、さっそく快諾していただきまして、ありがとうございます。

紹介&リンクさせて、いただきましたあ。
小説のほうも、がんばってくださいね。
あ、うちなんかリンクフリーですので、二つ三つやっちゃってください。
youya URL 05/02//Tue. [編集]








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