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2006/05/01//Mon.
葡萄姫は交換した指輪が光る指を 月の照明の中でうっとりと見つめた後、 その指を王子の胸にあてると、なまめかしい線を引くように滑らせた。
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指は胸の稜線をたどり、腹の平原を渡ると、灌木の茂みに立つ、姫が見たこともない塔に突きあたった。
「これは何かしら?」興味を引かれるままに触れてみると、その塔は魔法の棒のようにみるみる形を変えるので、姫はすっかり夢中になってしまった。
生まれてからというもの、男性というと存在は父王しか知らない潔癖な処女にも、神はその品物の使い道を、心の奥の壁にしっかりと刻んでいたらしい。
姫はその塔を握りしめ、いにしえの時代から人間がよく知っている方法で、眠ったままの王子を愛した。夢のようなひとときが過ぎると、姫は王子の顔や身体中に熱い接吻をして、やがて満足そうな笑みを浮かべながら、すやすやと眠りについた。
「子供の日」ということで、絵本を紹介。
天野喜孝の挿絵がふんだんに使われて、妄想が暴走しそうです。
文を担当している松本隆さんは、松田聖子の歌等の作詞を手がけた方です。
しかし、このシーンて、眠っている男性を女性(処女)が犯したってことですよね。^^;
実は、王子は眠っている王女を見つけたとき・・・
さて、どうしたと思いますか?
(と、昔話風に終わらせてみる。)