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2006/03/18//Sat.
依存・異存・amazon ( ´_ ゝ`)プ

「抱かせてくれよ。俺だって男だよ。」

一昨年のクリスマスの頃だった。
突然見知らぬHNのPMが入った。
公開してないHN宛てのPM・・知人のHNを変えての悪戯に違いない。

「誰だろう?」クイズのノリで、会話していくと男友達だとわかった。
PやEとのことも知っているし、なにしろ10歳以上も年下だ。
ジョークにしなければ、もうつきあっていかれない。


体質的にというのだろうか、彼はよく相談を受ける。
相談者は悩みを聞いてもらうことで安堵し、
笑い飛ばしてもらうことで自己昇華する。

自然私も聞いてもらっていたのだ。
彼は私の精神安定剤だと認識していた。

「ここまで抱きにいらっしゃいな。」
と動揺なぞしていないフリをして、その時は終わった。
彼もそれ以来それにふれることはない。

その後も彼と会って、二人でドライブした。
温泉へ一泊旅行もして、いっしょに露天風呂にも入ったのだ。
人が聞いたら信じないだろう(私だって信じない)が、
「眼福だ。」と言っただけで、指一本ふれてない。

彼は私を抱かないことで、特別であり続ける。
私は彼に精神的に依存し続ける。

こういう関係を何にたとえるか?
谷崎の「春琴抄」的恋愛かと、Amazonで調べたら、
『春琴抄は、純愛ではなく、異質者の愛である。』とレビューにあった。
いやはや、捉え方はほんとうに人それぞれなんだなあ。

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- 03/18//Sat. [編集]








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