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2006/03/24//Fri.
Adonis




光から隠れるようにその少年は立っていた。
私を見つめて、懐かしげな笑みさえ浮かべて
突然のことに私は目をそらせた。
なんだか、裸で抱きつかれるような錯覚を覚えたのだ。

「ぼくを抱きたいのでしょう?」
少年の纏っている空気がゆらいで見えた。
彼に共鳴する私の何かが、交わり、離れていく。
顔も姿も覚えずに、感覚だけが強烈な残像を描いた。


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